なすの日記

思考を散歩させるための場所

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

終点まで行ってみた。 -コペンハーゲンの中心から20分で大平原-

ブログの名前に「日記」とあるのに、今まで日記らしきものを書いてこなかった。 というわけで今日は普段乗ってるメトロの終点まで行ってみた。 終点、といってもコペンハーゲンの中心部からメトロで20分ほどである。 しかも、僕の最寄り駅は終点の一つ前なの…

難民から資産を没収!? -Jewelry Lawをめぐる議論ー

先日、ツイッターのタイムラインをさかのぼっていると やたら"Denmark"という文字を目にした。 何かと思えば、デンマークが難民・移民から財産を回収できるという法律が可決されたことを世界中のメディアが報じたようであった。 www.bbc.com 具体的には、難…

ただなんとなく、ただわけもなく

僕は「意味」という言葉が苦手だ。 「何で?」という質問は多くの場合、意味を問うていると思うのだけど この質問をされるのもするのもあまり得意ではない。 得意ではないと言ってみたところで、今の社会で「意味」を問わずに生きていくことなど不可能だし、…

疎外感の行き先 -草間彌生展から-(上)

コペンハーゲンのルイジアナ現代美術館に行ってきた。 市内から電車で40分、眼前には海が広がり対岸にはスウェーデンを望む美しい場所にある美術館では、草間彌生の企画展が行われていた。 名前は知っていたけど実際に作品を見るのは初めてだ。 企画展終了ま…

このブログ

どうもブログを始めてから45本もの記事を上げてきたらしい。 ふと合計記事数が目に入って、こんなに書いたのか、と思ってしまった。 たまに何かを書きたい衝動に駆られて、でもフェイスブックのタイムラインに長々と持論を書き連ねるのも恥ずかしかったの…

ゴジラ(1954)を見て

久しぶりにゴジラを見た。 1954年の最初のやつだ。 敗戦から10年後、日本人に未だ焼きついていた戦争の記憶を呼び起こすような作品である。 もちろん僕は戦争を経験してはいないし、戦争を扱った映画を見尽くしたわけではない。 (というか普段あまり…

境界

いたるところで境界線が引かれつつある。 「グローバル化」と呼ばれる現象が良くも悪くも国境なんて消し去ってくれると思っていたのに、 人々は国境線を再び強く引こうとしている。 それは、かつてのような領土の拡張、線の変更ではない。 今ある線を濃くす…